地域・地区・区域・街区
都市計画でよく出てくる地域・地区・区域・街区どのように使い分けているのでしょうか。
「地域」とは、かなり広い範囲を意味しており、「地区」とは、ある観点で区切られたやや広い範囲を意味しています。
どちらも広いのですが、「地区」は「地域」に比べて、比較的狭い範囲に使います。
高度地区を例にしてみますと、高度地区は、都市計画法第9条に定める「用途地域内において市街地の環境を維持し、又は土地利用の増進を図るため、建築物の高さの最高限度又は最低限度を定める地区」とあります。
用途地域>高度地区ということになります。
「区域」とは、区切られた一定範囲の場所を意味しており、限定的な範囲であることを指し示しています。
例えば、土砂災害特別警戒区域は、範囲を区切って限定的にその内側だけに、特別な法的効果(土砂災害が及ぼす危険性が高いため、家を建てるために都道府県知事の許可を得て、土砂災害を防止するための対策工事が必要)を及ぼそうとするときに使います。
「街区」とは、市街地において道に囲まれた一区画を意味しています。
市街地とは、人家や商店・ビルなどが立ち並んだにぎやかな土地のことで、農地や森林などが見られません。
そして、市街化とは建築物が数多く建築されているイメージになります。例として特定街区がありますが、市街地の特定の狭い範囲をしている用語になります。
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