測量で得た値はあくまでも最確値であり、誤差を確実に含んでいます。
よって、最確値にはその値の信頼度を標準偏差で示します。
この測量で得た値を使い計算を行って得た値も誤差を含むことになります。
このような現象を誤差伝播(でんぱ)といいます。
例えば四角形の土地の二辺の距離測量を行って、その誤差を含んだ二辺の距離を乗じて求めた面積もまた誤差を含んでいます。

では、その面積にはどれくらいの誤差が含まれるのでしょうか。
四角形の2辺 L1とL2の距離測量を行ったところ以下の結果を得たとします。
四角形の面積Aとその標準偏差を求めてみます。

L1 = 115.425m ± 0.028m
L2 = 40.108m ± 0.0065m

まず、面積は115.425×40.108=4629.4659となります。
乗除算の有効数字は最も有効けた数の小さい数に合わせるので、40.108mの5桁に丸めます。

誤差伝播(ごさでんぱ)

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